2月14日(土)、日本語学習部会では、26年度最後の事業として、「日本語スタッフ研修会」を実施しました。
今回は日曜日教室の佐藤功一代表の提案によって、外国人に対する日本語教育で長年の経験と見識をお持ちの、嘉悦大学教授、清水秀子先生に特別講座をお願いしました。
会場は中央公民館の第2ホール(先週の日本語発表会と同じ会場です。)でしたが、土曜日にも拘わらず日本語教室担当スタッフを中心に27名の参加があり、広い会場も熱気に包まれ、約1時間にわたり先生のPPTによる丁寧なお話に聞き入りました。
清水先生からのお話は、①日本語教育法のいろいろ、②クミュニカティブ・アプローチの実際の二つでしたが、SIFA日本語教室の内容、進め方などが現実的に、スタッフと外国人受講生がマンツーマンであること、外国人の出席が不安定で且つ、求める日本語のレベルがバラバラであること、受講期間が不安定であることなどを考慮した場合、教室での教え方も個人別対応とせざるを得ないという難しさがあることを前提にした場合、日本語能力検定試験を目指すレベルの人と、日本語での日常会話から始めるべき人との区別が必要であること。そして初歩的な日常会話向けの新しいテキストが間もなく(多分凡人社から)発売されるとの嬉しい情報も頂きました。
後半は参加者からの質問に答えて頂く形で会が進められました。現在日本語教室スタッフとして毎週外国人と接する中で、①殆ど日本語の挨拶もできない人とどう会話を始めたら良いか?②現在各教室で使っているテキストの日本語が古く、現在では役立たないものが多い、③漢字を教えることの難しさをどう教えるかなどの質問に丁寧に答えて頂き、短い時間ながら役立つ質疑が行われました。
時間切れで若干尻切れトンボの感はありましたが、とても充実した研修会でした。
日本語学習部会長 草野 喜実勝
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