国際理解教育支援授業:狭山市立水富小学校で実施(9月19日)

 去る9月19日(火)、日本語学習部会スタッフと外国人学習者4名が参加して、狭山市立水富小学校の5年生2クラスを対象として「国際理解教育支援授業」を実施しました。

5年生2クラスの合同授業開始

外国人講師としてフィリピンの岡村理亜鈴さん、タイの荻原タナリンさんと斉藤プリアポーンさん、中国の 黒澤娣 さんが、それぞれの出身国の紹介をしてくれました。
「日本の小学校にあるもので、フィリピンの小学校にないものが、三つあります。何でしょう?」
という質問に始まり、生徒さんたちとやりとりしながら、分かり易く岡村さんはフィリピンのことを紹介してくれました。


フィリピン民族衣装を説明する岡村理亜鈴さん

二番手の荻原さんと斉藤さんは、タイのあいさつの仕方が男女で違うこと、タイの民族舞踊を生徒のみなさんを招いて 一緒に踊りました。男子生徒には男性の、女子生徒には女性の民族衣装を着せてみんな楽しく踊っていました。


タイの民族衣装を着て一緒に踊る生徒さん 

 最後に登場の黒澤さんは、中国の5年生の教科書を見せたり、漢字の意味が全く違う熟語を紹介したり(例えば「手紙」=「トイレットペーパー」)で、中国のありのままの姿を紹介してくれました。


同じ漢字でも意味が全く違うの?

総勢70名前後の生徒さんは、皆熱心にメモをとり、その用紙が3・4枚と増えていきました。
授業の最後に、生徒さんから質問がいくつかありました。「日本語は難しいですか?」
「どのようにして日本語を勉強しましたか?」 「日本の小学校と外国の小学校の違いはどんなところ?」


みんな熱心に最後まで聞いてくれました。


それらに答える講師のみなさんは、堂々と率直にそれぞれに自分の意見を述べていました。
 日々の努力で 得たことばの重みも伝わり、生徒さん、先生方、スタッフ全員が大いに感動的な支援授業になったと思います。  ご協力いただいたみなさま本当にお疲れさまでした。

日本語学習部会 千葉洋子 記

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