7月20日(土)所沢市こどもと福祉の未来館で「2019 外国につながる子どもの高校進学ガイダンス」が開催されました。
この催しは、子ども達の将来の夢が言語の壁によって絶たれないようにと願いを込め、毎年開催されています。
当日、受け付けを済ませた子ども(相談者)は各言語テーブルへ案内され、通訳やスタッフと一緒に個人カードを記入します。
緊張気味の子どもは母語での説明に、安心し表情がゆるむようでした。
今年の先輩達は、工業高校3年生(来日は中2)と大学1年生(来日は小3)と商業高校1年生(来日は小5)の3人です。
「部活が楽しい」
「AIやロボットに興味があるので、大学に進学したい」
「心理学を専攻している。専門用語がとても難しいが、先生方に積極的に質問している」
「高校受験の1ヶ月前にやっと志望校が決まり、ボランティアの先生にお世話になりました。」など、具体的で印象深い体験発表となりました。
中学校と高校の先生からは「5年後のことを考えて高校を選びましょう」と提案され、具体的にどうやって高校を選ぶのか詳しく説明されました。
休憩をはさんで、子ども達は各ブースへ移動して個別の相談をしました。
7つのブースには先生がひとりずついて、さまざまな質問にわかりやすく、時にはユーモアを交えて答えていただきました。
最後に子ども達は自己紹介と感想を述べました。
「いろいろな高校の話が聞けてよかった、入試の不安が少しなくなりました。」
「高校の種類もわかりました。」
「夏休みにがんばって学力をアップする。」
「高校説明会へ行く。」
「文化祭にも行ってみたい。」など、頼もしいことばにあふれていました。
<参加人数>
相談者12組20人(中国、フィリピン、パキスタン、ペルー、ブラジル、ベトナム)
主催者12人 (所沢市各日本語教室、入間市・狭山市国際交流協会の有志)
協力者26人 (教師、通訳、スタッフ、所沢市役所職員)
見学者 4人 計62人
日本語学習部会 千葉 洋子 記
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